シューメーカーチェア

1970年代はじめに「シューメーカーチェア」の製作を始めたのは、現在のオーナーであるラース・ワーナーの父親でした。この3本脚のスツールの歴史は 15世紀にさかのぼり、何世紀にもわたってわずかにそのかたちを変えたものの、平らな座面の牛の乳搾り用のスツールとして使われてきました。そのうちに、 靴職人が座り心地を良くする為にお尻のかたちにあわせて削ったことがきっかけになり、それにインスピレーションを得て現在のかたちに近づきました。そのた めに、シューメーカーチェアと呼ばれるようになったのです。シューメーカーチェアは1930年代の短い期間に、現在のワーナー社の工場の近く、デンマークの有名作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕地に近い場所で生産されていた以外には、ワーナー・ファミリーがハンドメイドのスツールを生産するようになるまでつくられていませんでした。ワーナー社は元のスツールにはなかった「質」を重視し改良を重ねました。更に改良点を述べるなら、人間工学に基づいてつくられた座面と簡単に倒れないように地面にしっかりと立つ角度の脚が挙げられます。

 



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